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いじめられっ子ヒロキのハナシ4~ヒロキと勉強会したハナシ【不登校にっき37】

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 前回のおハナシは

 


そんな経緯で、私は月2回くらいの割で土日にヒロキを連れて息子とでかけるようになりました。

ヒロキのママは、はじめはしぶったのですが

 

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とにかく学校の宿題のドリルが終わらないことを悩んでいたようで。

 

たいてい、「お母さんが仕事中はドリルをやっていること」と言い聞かせて家を出るも、夕方帰ってくるとまったくやっていなくてママ激怒、そのまま夜10時11時までドリルという流れになるそうで…。

(でもそれって結局昼間やってないんだから遊びに行っても同じなんじゃ…)

 

 

とにかくそういう約束で、最初の一回は半ば無理やり連れだしたような形でした。

 

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めちゃくちゃうれしそうなふたり(笑)

 

 

本音を言えばこのときはヒロキが本当は「何ができなくて困っているのか?」が知りたかったんです。

それで彼が困ってることの解決策が見えれば、ヒロキのママの負担も少なくなるし、ヒロキも自信が取り戻せるのじゃないかと。

 

なので、午前中はファミレス(田舎なので満席になることはほぼありません)でドリル、それが終わったら自転車公園に連れて行ってあげる、と子供たちと約束しました。

 

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ジュースがきたら早速勉強。

 

集中できない、やるべきときにそれに取り組むことが苦手なヒロキ。

ファミレスみたいなしょっちゅう近くを人が通って、いい匂いがしたり人の話し声がしたり、そいういうところで何が気になるのか?見てみたかったんですよね…

 

音なのか、視覚刺激なのか、においとか隣の人が近いとかなのか……。

 

 

でも、ヒロキは全然キョロキョロすることもない。

ボーっとしちゃうことも別のこと始めてしまうこともなく、ゆっくりだけど、黙々と漢字を書き写していました

 

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ただでさえ友達が隣にいて浮き立った気分だろうに、しっかりそれをおさえて集中しています。

 

確かに書くのはゆっくりですが、本人なりに丁寧に書いている感じです。

 

 

途中ヒロキの鉛筆が折れて書くものがなくなってしまったのでシャーペンを貸したら

 

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そのあとはより一層集中して字も丁寧になった!

 

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こういう小さなことで暗示かけるのも大事なことで。

すごい!上手!よくできたね!ってそんな声をかけるだけで、また一段と集中できる。

 

授業に参加できない?やることやらない?ほんとに??

まあ、一回で判断できることじゃないけど…

 

1時間もするとさすがにヒロキも疲れが見えてきて、字が間違っていても直すのを嫌がったりするように。

なので休憩を入れよう!と提案しました。

しかし抵抗するヒロキ(笑)

 

なかば無理やり休憩を入れました。

 

といってもヒロキはまだ集中したがっている感じだったので、休憩時間は持ってきた面積迷路をやることにしました。

 

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面積迷路、知ってます??

 

 

 

この表紙みたいな問題がひたすらのっています。

 

パズルみたいで面白いけど、頭使うし、けっこう難しいんですよ。

昔「四角いアタマを丸くする」というタイトルで中学校の入試問題の難しめのを載せていた某塾の電車内広告がありましたが(関東だけかな?)、あんな感じ。

 

しかも、このときまだ学校では四角形の面積の求め方、習ってなかったんですよね。

 

なのでまずは面積の求め方から教えて、一問目は説明しながらデモンストレーションで一緒に解きました。

そしたらね、そのあとはウンウン悩みながらも自力でけっこう難しい問題も解いたんです!

 

スゴイ!ヒロキ、図形得意なんじゃない!?

 

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すっごくうれしそうなヒロキ。

そう。学ぶことって楽しいんですよ。本来はね。

 

そしてなにより、ヒロキってかなりデキる子じゃん!?

できないできないって言われてたアレはなんだったの……

 

面積迷路を数問といて漢字ドリルに戻ったら集中力復活。

残りあとちょっとでした。


ただ、書き順がバラバラだったり「口」を一筆で書いたりしていたので、書き順みてごらん?と言ったのですが嫌がります(笑)

 

なので、書いてる横で「いち、にーい、さん、しい……」とヒロキの手の動きに合わせて画を数えていきました。

そうしたら自然にちゃんと書くんですよ。

しかも字の形も整う。

 

最後は息子とヒロキと私で、いち、にーい、さん、しい…w

 

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終わったときは三人でバンサーイ!!(笑)

 


このとき思ったのですが、ヒロキは「こうしなさい」と言われるのを嫌がりますが「一緒にこうしよう」と対等に話すとものすごく聞き分けがいいんです。

いや、それだけで、すごくうれしそうなんですよね。

 

ちなみに息子は横で「いち、にーい…」とかやられたらイラッとするタイプですw

「ぼく自分でやるからほっといてくれない!?」っていう。

 

まあ、親か他人かということもあると思いますが、なんというか、こうやってヒロキに合わせてスモールステップを一緒に踏んでくれる、それをひとつひとつ認めてくれる大人が、ヒロキには必要なんじゃないのかなと思ったのでした。

 

くもんみたいにハイやってーって言われて自分でやるスタイルじゃなくて、マンツーマンとかごく少人数でやってくれる塾とか…

 

 

ちなみに、この時シャーペンで書いた「ヒロキ史上最もキレイにかけたノート」は担任から「字が薄いので全部やり直し」ふせんがついて戻ってきました。

 

さすがにヒロキママが「今回はいつもより字が薄いかもしれませんがヒロキが今までで一番がんばってきれいに書いたものなので、そこを評価して許してほしい」というお手紙を書いてやり直しは回避したそうですが……

 

いつも字が汚い遅いやってこないと叱ってるんですから、その子が今までで一番がんばってそれをやり遂げた時くらい、ちょっと線の色が薄いくらい大目に見て褒めてあげたってバチあたらないんじゃないの…

 

教育ってなんだろう…

 

 

後日、ヒロキが私が貸したシャーペンと同じものを欲しがってるというのを聞いて、例のシャーペンはプレゼントしました。

漢字ドリルするときに使って、それで書くとすごく丁寧にやると喜んでもらえました。


が、なぜか子供たちの中では「あのシャーペンは魔法のシャーペン」といういうことになっており…

 

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10年前くらいにどこぞの100均で買ったただのボロボロのシャーペンなんだけど…

 

さすがにどこ探してもなかったので、似たのを買ってあげたら喜んでそれ使ってくれてほっとしました。

 

意外にこういうほんのちょっとしたことが、直接いろいろ言うよりずっとモチベーションにつながったりするんですよねー^^;

 

 

 

 

 

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