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「えんとつ町のプペル」と経験が奪ってしまうモノのハナシ

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ネット界隈でさんざん話題になった絵本「えんとつ町のプペル」を買いました。

 

件の炎上騒ぎで知った本でしたが(というかキンコン西野さんの名前も炎上騒ぎで久しぶりに目にした)、とにかく絵がすばらしく。

無料公開しているというので見に行ったのですが、絵のすさまじさに久々にヤラれてしまいました。

spotlight-media.jp

 

 

 

特に光の表現がすさまじい。

この光を紙の上で表現するために特殊なインクを使ったというのを見て、ぜひとも紙の本が欲しくなったんですよね。

 

本屋を3件も回ってやっと手に入れ、家でひとり「うわー!すごー!!きれーーーー!!」と盛り上がっていると、当然息子も釣られてやってきます。

 

「なに?なに見てんの??」

 

(うちでは息子に何かさせてみたいことがあるとだいたい似たような手口を使いますw)

 

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「すっげぇ!!なにこの絵!!」

 

だよね!黒地にあふれんばかりの光!!

ド迫力だよね!

どうだ、母ちゃんチョイスはやっぱりイイだろう。母ちゃんスゴいだろ~w

しばしすさまじくしょうもない自慢にはしる私(笑)

 

でも正直、絵はすさまじいけど、お話は「王道だな」と思っていました。

まあ、たしかに初回はちょっとウルッとしたけど。初回はね!!

 

「泣ける」系の話ってだいたいパターンがあるじゃないですか。

イイ話だけど「どこかで見たような話」でもあり。

 

本当のところを言うとネットで「何度読んでも泣ける!」「号泣した!!」みたいな感想を見て「またまた~。盛りすぎちゃう?(笑)」くらいに思っていたんです。

 

でも息子が「読んで」と言うので何年かぶりに読み聞かせしたときの反応が

 

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「えー。だいたい想像つくでしょ」ってノドもとまで出かかった。けど。

 

けど、そう思うのは私がそれこそ何百っていう絵本を読んできて、何千っていうお話を読んできたからであって。

息子にとってはこれが初めて触れる新鮮なストーリーだったりするんですよね。

こういう物語をたくさん読んで積み重ねて、パターンが読めるようになってくる。

でも今はそうじゃない。

 

きっとネットで「泣いた」と言っている人たちもそうなんだろうな、と。(感受性のありかたの問題もあるかもだけど。)

そういうのを「本も読んでない」と揶揄する向きもあるのですが、私はそうは思わなくて。

 

大人になると雑念が入って純粋に楽しめなくなるモノや見方が変わってしまうモノってありますよね。

(「火垂るの墓」とか「となりのトトロ」とか…今見ると子供の頃と全然感想が違う…)

それと同じで経験が結果的に目を曇らせてしまうことってあると思うんですよ。

「新鮮さ」やフレッシュな感動を奪ってしまうというか。

 

それはそれで深い読みができるとかいいことも多いんですが、何かを読んで純粋に感動できるというのは背景がどうであれ素晴らしいことには間違いないわけで。

 

私は息子に本をすすめたりプレゼントするときに、やっぱり自分が「新鮮で面白い」と感じたものや、自分が子供のころにそう感じたものをどうしても選んでしまいがちです。

逆に息子が選ぶものって「なんかどっかで見たような話」ってことがけっこうあったりします。

私には、まあ、ちょっと退屈なもののことも(^^;)。

(息子は自分の読んだものはすべて私に読ませようとしてくるので…放っておくと音読してまで教えてくれます…迷惑ありがとう…)

 

でも息子には新鮮でキラキラしたものに映るんですよね。

だって、それが彼の初めて触れるものだから。

 

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その感動を正直うらやましいなと思います。

大事にしたいなと思っています。

それを否定してはいけないと思うわけなのです。

 

でもさすがに

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こういうのはしらけますけどね…。